インダストリアルインテリアってどんなスタイル?
インダストリアルインテリアは、工場や倉庫のような無骨でかっこいい雰囲気をお部屋の中に取り入れるインテリアのことです。鉄やコンクリート、レンガ、古びた木など、見た目がごつくて素材感のあるものをそのまま使うのがポイントです。
このスタイルはアメリカで1920年ごろに生まれたと言われていて、もともとは使われなくなった工場などを住まいに改装したことから始まりました。配管や壁のビスが見えていたり、壁がコンクリートのままだったりと「隠さない」デザインが特徴です。
最近では、男っぽくてかっこいい「男前インテリア」として人気があります。無機質な素材だけでなく、木や植物などを組み合わせることで、居心地のよい空間にする工夫もされています。
どんな素材を使ってるの?代表的な4つを紹介
● スチールや鉄(てつ) 金属はインダストリアルスタイルに欠かせません。家具の脚や棚、照明などに多く使われていて、見た目がシンプルでごつごつしているのが魅力です。
● 木材(もくざい) 古びた感じの木材を使うと、インダストリアルな雰囲気がぐっと出ます。暗めの色の木が使われることが多く、鉄との相性もばっちりです。
● コンクリート 壁や床を打ちっぱなしのままにするのが定番ですが、最近はコンクリート風の壁紙やシートも人気です。無機質なイメージがインダストリアル感を出してくれます。
● レンガ 赤や茶色のレンガを使った壁は、工場のような雰囲気を演出してくれます。本物のレンガじゃなくても、レンガ風の壁紙などでOKです。
どんな家具や照明を選べばいいの?
インダストリアルスタイルにぴったりなのは、見た目がシンプルで少し古びた感じの家具です。たとえば、スチールの棚や、キャスター(車輪)がついたテーブルなどがあります。木と鉄を組み合わせた家具もおすすめです。
照明も大事なポイントで、裸電球や金属のシェードがついたランプがよく使われます。少し暗めのオレンジっぽい光を選ぶと、落ち着いた空間になります。照明の位置や吊るし方を工夫すると、部屋に動きが出ておしゃれに見えます。
実際の部屋はどうなってる?人気の実例を紹介
● リビング 黒や茶色のレザーソファに、鉄の脚がついたテーブルなどを合わせるのが人気です。観葉植物を置いたり、布製のクッションなどを加えると、無機質な中にもあたたかさが出ます。
● 寝室 コンクリート風の壁に、白いシーツのベッド、そして木のサイドテーブルなどでまとめると、落ち着いた印象になります。収納には、スチールラックやアイアンハンガーを使うと統一感が出ます。
● キッチン ステンレスや黒の棚を使ってクールな印象に。レンガの壁や、オープンな棚にお気に入りの食器を見せて収納するのも◎。ライトは工場で使われていたようなペンダントライトがおすすめです。
他のインテリアスタイルと組み合わせてもOK
インダストリアルインテリアは、ほかのテイストと組み合わせても相性ばっちりです。たとえばヴィンテージスタイルやブルックリンスタイルは、古いものやレザー、レンガなど共通点が多いので、すごくよく合います。
また、北欧インテリアと合わせて、やさしい木の色やシンプルな家具を取り入れれば、明るくてナチュラルな雰囲気になります。グリーンをアクセントに使うと、インダストリアルな空間でもやわらかい印象になりますよ。
DIYでもできる!インダストリアル風のお部屋
ホームセンターで買える材料を使えば、自分でインダストリアルな家具やインテリアを作ることもできます。たとえば、パイプと木材で作る棚、レンガ風の壁紙、照明のカスタムなどが人気です。
IKEAの家具をリメイクしたり、古い工具を飾りに使ったりして、自分だけのおしゃれな空間を作る人もいます。DIYならではの「味」や「ラフさ」もインダストリアルにはぴったりです。
まとめ:インダストリアルインテリアってやっぱりかっこいい!
インダストリアルインテリアは、工場っぽい見た目と素材の質感を活かしたスタイルで、今とても人気があります。無機質な中にも温かみがあって、男っぽさとかっこよさがありながら、どこか落ち着く空間になります。
自分だけの「かっこよくて落ち着ける部屋」を作りたいなら、インダストリアルインテリアにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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